女の子が生まれて初めて迎える3月3日のひな祭りを「初節句」といいます。ひな祭りには馴染みがあるものの、初節句をどうやってお祝いしたらいいのか迷っている方も多いのではないでしょうか。今回は、女の子の初節句について、お祝いの仕方やお返しのマナーをまとめました。
初節句を盛大に祝うのはなぜ?
初節句は、子供が生まれてから初めて迎える節句のことで、両家のおじいさま、おばあさまをはじめ、近い親類も招いて盛大にお祝いします。これは赤ちゃんの健やかや成長と厄除けを願う行事で、お七夜やお宮参り、お食い初めのお祝いなど、赤ちゃんが産まれると行う行事の一つです。
初節句のお祝いは?
ひな祭りの雛人形は、母方の祖父母から贈るものでしたが、現在では、誰が用意するのかどうか昔ほどこだわらなくなってきているようです。両家の祖父母が折半したり、男女の兄妹の場合は、母方の祖父母が雛人形を、父方が五月人形を贈ったりすることもあります。
お祝いの相場は?
初節句では、祖父母が雛人形を贈ったり、親族や知人がお祝いやプレゼントを贈ったりすることもあります。以前は、親族がケース入りの人形を送る習慣がありましたが、最近では、飾るスペースを確保するのが大変なので、別のプレゼントや現金を贈ることも。金額の相場は、親戚は1,0000~20,000円、知人や友人は5,000~10,000円が一般的です。
雛人形を飾る時期は?
雛人形は、立春の日(節分の翌日)から2月中旬頃までに飾ります。大安吉日に飾ると縁起がいいといわれていますが、天気が良く、時間に余裕がある日を選びましょう。
しまう時期についても天気が良い日を選び、できるだけ早くしまいましょう。
初節句のお返しは?内祝いは必要なの?
祖父母や親戚からお祝いをもらったら、お返しの代わりに、お祝いの席に招待します。招待する方にはお祝いの席が内祝いになりますのでお返しはしないことが多いです。知人や友人や遠方の親せきなど、初節句のお祝いの席に呼ばないかたは、お祝いをもらったときには、「内祝い」として、もらった金額の1/2~1/3程度の品物を贈りましょう。
古きよきしきたりである初節句。伝統行事だからこそ、しっかりとマナーを知って、どのようにお祝いをするか、誰が雛人形を贈るのか、どんな雛人形を贈るのか、あらかじめ家族で話し合っておくといいですね。
お祝いの気持ちを大切にして、みんなで楽しく初節句の日を過ごしましょう。