冠婚葬祭マナー

子どもの祝い


  • 帯祝い
  • 出産祝いを贈る
  • 出産内祝い
  • 内祝い品の選び方
  • お宮参り
  • お食い初め
  • 初節句・節句飾り
  • 七五三
  • 入学・入園祝い
  • 就職祝い

帯祝い


帯締め

帯祝いは着帯の祝いともいい。妊娠5ヶ月めの戌の日に初めて腹帯を巻き、安産を祈る慣習です。犬は多産でお産が軽いとされ、これに、あやかるようにと戌の日を選びます。腹帯を巻くのは胎児を守り、妊婦の動きを助けるための慣習といえます。

帯祝いに使う腹帯は「岩田帯」といって、正月には紅白の絹地を用い翌日からはふだん用の白木綿の腹帯に替えました。帯は妊婦の実家から贈るのがならわしですが、仲人や子宝に恵まれている夫婦に贈ってもらうこともあります。

 

 

出産祝いを贈る


出産祝いを贈る

赤ちゃんの出生時に必要なものはたくさんありますが、準備はある程度済ませてせているでしょうから、できれば何が欲しいか聞くのが一番です。それが無理でしたら、出産祝いはいくらあっても良いベビー服などが無難でしょう。

どうしても何にするか決めかねる場合は、現金にするのも良いでしょう。

 

 

内祝い


内祝い

最近の内祝いはお返しの意味あいが強くなっているので、出産祝いをいただいたところだけ贈る場合が多いようです。時期はお宮参りのころ、生後30日前後が一般的で、隣近所以外は宅送でかまいません。

品物には蝶結びの水引ののし紙をかけ、命名札を付けた子供の名前だけを記入するのが慣習です。また、できれば両親の名前で書いた挨拶状を添えましょう。赤ちゃんの写真付きのカードを添えるのもよいものです。

 

 

 

内祝いの品(選び方)


内祝いの品

金額の目安は「半返し」といって、いただいたものの2分の1程度が目安となります。しかし、地方によっては慣習が強く残っているところもあるので、自分たちの親に相談してそれぞれの親戚に振り分けるのも方法です。

一般的には、タオルや子供の名前の入った砂糖のセット、食器類などで、パッケージや柄がかわいらしいものを選びます。ちょっと工夫するのであれば、キャンディーやクッキーの詰め合わせ、テーブル用品など、しゃれていて邪魔にならないものがよいでしょう。

 

当店では『出産内祝い』専用のカタログを準備しています。名入れをした商品や、カタロググフトも人気があります。

 

 

お宮参り


お宮参り

生後初めてその土地の氏神様を参拝する初宮参りは、氏子のひとりとして認めてもらうための大事な行事でした。

現在では、氏子という考え方が薄らいできたため、赤ちゃんの成長と健康を守るためのお参りに変わってきたようです。

それにつれて、わざわざ遠くの有名神社にお参りする人も増えているようですが、無理をする必要はありません。お宮参り本来の意味を考えれば、身近な地元の神社で十分です。赤ちゃんを疲れさせないことを第一に考えて神社を選びましょう。

 

お宮参りの日にちは地域によって多少異なりますが、男児は生後31日め、女児は32日めが一般的で、だいたい生後30日前後に行います。

ただし、お宮参りは赤ちゃんにとって初めての外出となる場合が多いので、慣習にこだわらず、天候のいい日を選びましょう。盛夏や厳冬のときは気候がよくなるまで延ばしてかまいません。赤ちゃんや母親の体調がよくて、父親も参加できる、晴れた日がもっとも適しているといえるでしょう。

一般には休日で、大安、晴天が重なった日にすることが多いようです。

 

 

お宮参りの服装


赤ちゃんの祝い着は、男の子なら黒羽二重の五つ紋付き熨斗目模様、女の子なら絵羽模様に五つ紋が正式です。この場合の紋は婚家の紋を付けます。内着を着せた上にこの祝い着をかけ、祝い着のひもは抱いている人の首の後ろで結びます。

最近は白いレースのロングドレスもありますが、外出用ベビー服でも充分でしょう。

 

 

お食い初めの祝い膳


お食い初めに使うお椀や箸などはすべて新しいものを整え、正式には白木の三方、土器(素焼きの陶器)の碗皿、柳の白木の箸を使います。これは妻の実家から贈るのがしきたりでした。

本漆器は高価ですし、取り扱いに心くばりが必要なので子供の日常の食器には向いているとは言えません。あとで使うことを考えて、お手軽な樹脂性漆器の祝い膳セットも出ていますが、やはり一般的な離乳食の器のほうが使い勝手がよいでしょう。離乳食の器はいずれも必要となりますから、この機会にぜひそろえてお食い初めにも使ったほうが経済的です。

 

 

初節句


初節句

赤ちゃんが生まれて初めて迎える節句を初節句といい、男の子は5月5日端午の節句、女の子は3月3日の桃の節句に、盛大にお祝いをします。昔は祖父母や親戚、仲人などがそれぞれに人形や鯉のぼりを贈り、みんなで集まってお祝いをしました。今日ではだいぶ簡略化されていますが、できれば祖父母や親しい人たちを招いて、赤ちゃんの健やかな成長を祈りたいものです。

なお、生後2~3ヶ月以内に節句を迎えるときは、人形を購入するなどの準備があわただしくなるので、翌年に回すことが多いようです。その場合、周りの人がお祝いの準備を始める前に、なるべく早く知らせておきます。

 

 

節句飾り


節句飾り

男の子の武者人形や鯉のぼり、女の子のひな人形一式は、昔は妻の実家から贈るものとされていました。現代ではどちらの実家からとこだわらずにお祝い金を贈り、好きなものを買ってもらう方も多いようです。または若夫婦が自分たちでできる範囲で買うのもよいものです。

いずれにせよ、昔のように節句飾り一式をそろえる例は、少なくなりつつあります。男の子なら武者人形か鯉のぼり、女の子なら内裏びな程度を用意し、あとは子供の成長につれて買い足すのも楽しいものです。

 

↓↓こちらは節句専用の包装紙です。↓↓

当店でも雛人形をはじめ男の子の兜なども取り扱っていますのでお気軽にお問合せください。

 

 

七五三


七五三

11月15日に、5歳の男の子と3歳、7歳の女の子が、氏神様である神社にお参りをし、氏子として無事に成長したことを報告する儀式です。子供の成長の節目,節目のお祝いとして行われています。

かつては数え年で祝いましたが、現在では満年齢で祝う場合も多く、どちらでもかまいません。きょうだいとの年齢差や、子供の成長の具合を見て決めます。

また地方によっては昔どおり、男の子は3歳と5歳、女の子は3歳と7歳を祝うところもあります。その土地の風習に従って祝うのもよいでしょう。

 

 

 

当店では七五三専用の包装紙を準備しています。七五三のお祝いや、内祝いにぜひご利用ください。

入園・入学の祝い


入園・入学

幼稚園入園、小学校入学は、子供にとっても親にとっても新しい門出。嬉しいことですが、初めて集団生活に入る園童などは、子供ながらに緊張し、不安を抱いていることでしょう。

家族をはじめ、まわりの人は温かく見守ってあげましょう。決して、もう幼稚園なのだからとか、もう小学生でしょ、というようなプレッシャーはかけないように。

入園、入学は「おめでとう」の気持ちをこめて、子供の好きなものをつくってあげるといいでしょう。

お祝いの品物は、相手の希望に沿った物を贈りましょう。相手に予算を言って、ほしいものをいくつかあげてもらうか、または、こちらで予定している品物の候補をいくつかあげて、そのなかから選んでもらうようにすればいいでしょう。

あるいは現金を贈って、必要な品を買うときの足しにしてもらうのもいいかもしれません。

 

入園・入学祝いのお返し(内祝い)はいただいた額の2分の1相当の品物を選ばれることが多くなっています。

 

 

就職祝い


就職祝い

就職は、本当の意味で社会人としてのスタートになります。親から巣立ち、自立して、いよいよ一人前というわけです。

ですから、祝う側としても、大人として扱って、もてなしをしなければなりません。家族そろって会食したり、家族で祝杯をあげて、その門出を大いに激励しましょう。

お祝いは、社会人として必要になる品物を贈るのがいちばん。

たとえば、必需品としてワイシャツやベルト、靴下、ネクタイ、ブラウス、スカーフなど身につけるもの、または、ビジネスマンとして重宝する機能的な文具やシステム手帳なども喜ばれるでしょう。


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